[FX-トラリピ]通貨ペアの選択-6つのポイント


※免責事項(留意事項)
「トラリピ」は取引きの利益を保証するものではありません。
投資は自己責任でお願いします。

f:id:FX_Nuko:20190217133436j:plain

 通貨ペアの選び方について6つのポイントをまとめてみました。

 私が重要視している順に並べています。

 

  1. レンジ相場が形成されていること
  2. 最高値と最安値の幅(レンジ幅
  3. 平均為替レート
  4. 平均変動幅または平均変動率
  5. スプレッド
  6. スワップポイントの差

 

1.レンジ相場が形成されていること

 結論から言えば、新興国通貨でなければ問題ありません

 ※トラリピの場合、トルコリラ円南アランド円でなければOK
 
 例えば、ドル円であれば、下図の期間中に1ドル75円~125円の間を行ったり来たり(⇒レンジ相場の形成)しています。
  一方で、新興国通貨(南アランド円)は、右肩下がりの為替相場となっており、レンジを形成していません。
f:id:FX_Nuko:20190210222936j:plain
f:id:FX_Nuko:20190210222451j:plain

ドル円:レンジ形成               南アランド円:右肩下がり

 リピート系FXでは、レンジ相場内での売買による為替差益を目的とするため、新興国通貨は、基本的にはあまり向いていないのです。

 ※もちろん、設定によってはトラリピでの運用も可能です。

 

 

 2.最高値と最安値

 リピート系FX(ここではトラリピとして話をします)では、レンジ内にトラップを仕掛けていく為、最高値と最安値は重要な要素の一つとなります。
 下図は、トラップ本数を200本とした場合、想定レンジによってトラップ幅がどのように変化するのかを示しています。

f:id:FX_Nuko:20190211095809j:plain

参考例;想定レンジとトラップ幅

 この図のように、想定レンジの上限が150円から200円に拡がったことで、トラップ幅も0.25円から0.5円になっています。

 仮にトラップ幅を0.25円に狭めようとすると、倍の資金が必要になります。

 通貨ペアを選ぶ際には、直近5年の最高値と最安値を目安にレンジ幅を想定するのか、直近10年または直近20年のレンジ幅を想定するのかで必要資金が大きく変わってしまうため自己資金に合わせた通貨ペア選びが必要となります。

    狭いレンジにトラップを仕掛ければ資金効率は上がりますが、レンジ抜けする確率も高くなります。

 従って、長期運用を考える場合には、レンジ抜けを避けるため直近10年など長いスパンでの最高値と最安値を目安にレンジを想定し、トラップを仕掛けることをおすすめします。

 そして、想定されるレンジ幅が自己資金でカバーできない可能性がある通貨ペアは選択しない方が良いと思います。

 

 

 3.平均為替レート

 簡単に言えば、運用したい通貨が大体どのくらいで取引されているのかということです。

 例えば、米ドル円の場合、直近10年の平均は、1米ドル110円程です。一方、豪ドル円の直近10年の平均は1豪ドル85円程でしょうか。

 ここから、米ドルは豪ドルよりも30%ほど高値で取引されていることが分かります。即ち、トラップ本数を考える際に、1000通貨100本とか200本などと運用資金と睨めっこしながら考えると思いますが、資金が少ない場合には、米ドル円よりも豪ドル円を選択した方が必要資金を約30%抑えられることになります。

 つまり、必要資金が抑えられれば、トラップ本数を増やしたりレンジ幅を広げたり、運用方法にも幅を持たすことが出来る様になるため、平均為替レートも重要な要素なのです。

 

 

 

4.平均変動幅または平均変動率

 変動幅(1日に〇〇円相場が動く)で表記するか変動率(1日に〇〇%相場が動く)で表記するかの違いなので、どちらも中身は同じですが、こちらも通貨ペアを決める際には、確認が必要です。

 例えば、米ドル円の直近5年の1日の平均変動幅は0.89円程ですが、英ポンド円の直近5年の1日の平均変動幅は1.6円程ですので、同じトラップ幅で想定レンジ内を往復していれば、当然ですが値動きの激しい英ポンド円を選択した方が稼ぐことができます。

 しかしここで、2.最高値と最安値3.平均為替レートで説明した要素を確認して下さい。

 米ドル円の直近10年の最高値は125円、最安値は75円でその幅は50円程ですが、英ポンド円では、最高値222円、最安値116円でその幅は106円もあり、想定レンジも倍くらいの幅を見ていかなければいけません。

 さらに、米ドル円の平均為替レートが110円に対し、英ポンド円の平均為替レートが152円ですので、必要資金はさらにグンと高くなります。

 無理にレンジを狭くすれば、レンジ抜けの可能性が高くなりますし、トラップ本数を減らし、トラップ幅を広げれば資金効率も落ちてしまう為、各要素を踏まえた通貨ペア選びが必要となります。

 とはいえ、変動幅が小さいと稼げるチャンスが減る訳ですから、変動幅もしっかり確認が必要です。

 

 

5.スプレッド

 簡単に言えば、手数料です。ですから、スプレッドが狭ければ狭いほど良いのですが、あくまで優先されるのは、先に説明した1~4の要素になるので、そこまでシビアにならなくても良いとは思います。

 しかし、長期に渡ってトラップ&リピートしていく訳なので、ちょっとした手数料でも積もり積もると馬鹿にならない為、確認は必要です。

 例えば、スプレッドが2pipsと4pipsでは当たり前ですが倍の手数料を支払っていることになります。

 以前は、トラリピを利用するには、スプレッド+手数料が必要でした。しかし、手数料無料化により、現在はスプレッドのみなので、その点では利用者にはかなりのメリットとなっています。

 他社との比較については、また別の機会にしたいと思いますが、長期運用で一番大切なことは、資金管理です。そして資金管理(リスク管理)がしやすいという面からも私はトラリピを利用しています。

 

 

6.スワップポイントの差

 場合によっては、5.スプレッドより優先されることもあるかも知れません。そういう意味では、5と6は同じくらいの重要度と考えていいと思います。

 基本的に、私はスワップポイントでの利益は考慮していません。

 ですから、高スワップ通貨だからという理由で通貨ペアは選択していませんが、ここで注目して欲しいのは、マイナススワップについてです。

 例えば、2019年2月の時点で、米ドル円のスワップをマネースクエアで確認すると、1万通貨当たり、買スワップ10円、売スワップ-50円となっており、スワップポイントの差が-40円となっています。トラリピでは長期運用が基本となりますので、長期間ポジションを維持しマイナススワップが積み重なると地味に痛いのです。

 当然、プラススワップも発生するので、マイナスを相殺または軽減できれば良いのですが、スワップポイントの差が大きいとカバーし切れないので、あまりに差が大きい通貨ペアは敬遠したくなってしまいます。

 とはいえ、スプレッドもスワップポイントの差も変動するものなので、確認する程度で良いと思います。運用開始時には、スプレッドやスワップポイントの差が小さくても、運用後にはどうなっているか分からないものなので、プラスαという感じでしょうか。

 

 

 終わりに

 長くなってしまいましたが、トラリピでの運用は長期間に渡るため、初期設定が非常に重要となっていきます。

 私も、いろいろな方のブログや本、証券会社のホームページなどを参考にしてから運用を始めました。

 一度、運用させるとすぐに停止することができない(含み損を損切れば可能ですが)為、運用開始までに時間をかけてでも、入念に計画することが必要だと思います。